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VERAの観測アレイと観測局観測装置日本のVLBIネットワーク施設公開連絡先

観測システム

観測装置

観測棟

アンテナ上部機器室でデジタル化された信号は、光ファイバーを通して観測棟まで送られてきます。その後、デジタルフィルタで特定の周波数を切り出した後、時刻符号とともにレコーダーに記録されます。
天体からの信号が記録されたテープは観測終了後に国立天文台三鷹の相関局に送られ、そこで相関処理されます。

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運用計算機

VERAの観測は、あらかじめ決められたスケジュールに沿ってコンピューターが自動で行います。各観測局に配置された運用計算機は、スケジュールに従って様々な観測装置に指令を出し、また、装置が正常に動作しているかをチェックしながら、観測を進めます。



デジタルフィルタ

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左がフィルタリング処理を演算的に行うボードで、右が外観。デジタルフィルタは高い位相安定度を持ち、さらに、1つの装置でさまざまなバンド幅のフィルタリングが可能になるなど、すぐれた機能を持っています。



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データ記録

毎秒4Gbitという超高速で天体からの信号を記録する装置です。当初のテープ記録装置に 代えて、ハードディスクへ4Gbit毎秒で記録するシステムを開発しています。



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較正位相検出装置

VERAでは、2ビーム間の位相差を較正するために、アンテナ鏡面上に雑音電波源を配置し、その信号を天体からの信号と同時に受信します。その雑音信号を検出するのがこの装置で、2ビーム間の位相変動をリアルタイムで監視することができます。



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デジタル分光計

アンテナで受信した電波を分光して周波数スペクトルを取得する装置が「分光計」です。デジタル分光計は、分光処理をデジタル演算回路を用いて行います。



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水素メーザー

VLBI観測では観測局間の時刻比較が大変重要です。このために必要になるのが「水素メーザー」という非常に正確な時計で、1秒狂うのに1億年かかるほどの高い精度で時を刻みます。



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ポンプ車

火事になった時の備え、というわけではありません。台風の多い小笠原局や石垣島局では、台風が通過した後の塩害対策として、ポンプ車で放水しアンテナを洗浄します。



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