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VERAとは天体の距離を測る目標精度特徴観測する天体
他プロジェクトとの連携VERA年表

VERAとは

天体の距離を測る

天体の距離を直接測定するには、「年周視差」という量を測定します。地球が太陽の周りを1年かけて公転しているために、例えば夏と冬では天体の位置(地球から見た方角)はほんの少しだけ変化します。この天体位置変化が年周視差です。もちろん人間の目には見えない大変小さい量です。

VERAは、銀河系内のたくさんの電波天体の位置を一年を通して超高精度で計測し、年周視差を測ることで、天体の銀河系内の位置を正確に求めます。

三角測量と年周視差

三角測量は、距離を測りたい物体を2箇所から観測し、その見かけの方向の違いから距離を割り出す方法です。2箇所から見たときの方向(角度)の差を、視差(あるいは三角視差)と呼びます。三角視差を用いた距離決定は日常生活でも良く利用され、その最も身近な例は人間の目です。人間は2つの目の間で発生する視差を利用して、物の距離を認識しているのです。

天体の距離を測定する時にも、三角測量は仮定のいらない最も正確な方法として利用されます(※三角測量以外の方法で求めた天体の距離は、銀河の明るさ、あるいは宇宙の膨張則など、なんらかの仮定の上で求めた間接的なものです)。
我々の住む地球が太陽の周りを1年かけて公転しているために、例えば夏と冬では天体の位置(地球から見た方角)はほんの少しだけ変化します。この天体位置変化を年周視差と呼びます。
年周視差と天体の距離は反比例するので、年周視差を観測することができれば何の仮定もなしに天体の距離を直接求めることができます。ただし、年周視差は人間の目には見えない大変小さい量で、例えば銀河系の中心にある天体を観測した場合、年周視差は約3000万分の1度という途方もない小さい値になります。

一方、VERAは、最先端の観測技術を駆使して、天体の位置を10マイクロ秒角(3億6千万分の1度)という超高精度で計測します。そして、天体の位置を一年を通して超高精度で計測し、年周視差を測ることで、天体の距離を正確に求めるのです。ちなみに、VERAの目標精度である10マイクロ秒角は、月面上の置いた1円玉を地球から見たときの見かけの大きさに相当します。

※マイクロ秒角は、100万分の1秒角を意味します。また、1秒角は3600分の1度です。

 >> 年周視差計測の歴史

VERAによる三角測量のイメージ

地球が太陽の周りを公転しているために、天体の位置はわずかながら季節によって変動します(年周視差)。VERAは、天体の位置を正確に測ることでこの変化を検出し、その大きさから天体までの距離を求めます。



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