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石垣島に光赤外線望遠鏡建設決定 (第23号:2004年6月25日発行)

国立天文台では、VERAの観測局がある石垣島(沖縄県石垣市)に、天文学の研究と社会教育のための赤外線望遠鏡を設置することを2004年5月に決定・発表しました。
設置場所は石垣島の前勢岳山頂を第一候補として調整中で、口径1m程度の光学望遠鏡の建設が今年の夏ごろにも始まる予定です。

この望遠鏡は、光・赤外線による天体観測、惑星など太陽系天体の観測や研究の他、一般向けの観望会や「南の島の星まつり」など社会教育・学校教育などにも利用されます。また、2005年7月頃にNASAの「ディープインパクト」計画に地上支援局として参加することも検討されています。また、建設および運営に、国立天文台、石垣市、NPO八重山星の会の3者が共同してあたることになっており、このような運営形態も全国的に珍しいものです。

完成は来年春の予定で、2005年度の「南の島の星祭り」では八重山のすばらしい星空をこの望遠鏡を通して見られると期待されます。

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(上)光学望遠鏡の建設候補地である前勢岳(左側の山頂)。

(右)VERA入来局に隣接して設置された鹿児島大学1m光赤外望遠鏡。石垣島に建設される望遠鏡も、これとほぼ同じクラスのものになる予定。



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